T 原稿用紙の概要
@サイズ
原稿用紙には2サイズ、B4サイズ(商業誌用)とA4サイズ(同人誌用)があります。
C.C.C.ではA4サイズの原稿用紙を使用しています。

A重さ(=紙の分厚さ)
135kg、110kgがあります。(※紙の分厚さは1uあたりの重さで表されます)
薄い110kgのほうが値段は安いですがベタが大変、トーンを張るときに切って しまうなどの問題から135kgがお勧めです。部員の大半が135kgを使用しています。

B紙の種類
上質紙、ケント紙があります。
上質紙に比べてケント紙は粗いので筆圧の強い人にお勧めです。


U 各部の名称
@内枠:文字や絵の大半はこの線の内側に収めます 

A外枠:原稿はこの線まで描きます

B基準枠:原稿はここで裁断されます

Cノンブルガイド:ページ数を張る目安です

D断ちトンボ:原稿を裁断するときの目安になります
       ※原稿用紙によってはほかの部分と同じ色です




V 描き方 基本
@ 原稿は外枠まで描きます(ベタははみ出す勢いで)
ただし文字は内枠の中に収めます。また、絵のほうも少年漫画で調べたところ3分の1から3分の2程度のページが内枠内に収められていました。
周りが開き過ぎているように感じますが縮小されるので問題ありません。(部誌の場合は約82%に縮小)


小さい文字ならちょっとくらいはみ出てもいいんじゃないの?と思うかもしれませんが裁断の仕方によっては 基準枠より内側で切れてしまうことがあるのでやっぱり内枠内に収めたほうがいいです。



A断ちトンボは消さない
断ちトンボは原稿を裁断するときに目安にする線です。
もしベタなどで消えてしまった時はホワイトなどで線を引いて必ずわかるようにしてください。



B左右を考えて描く
製本するとどうしても糊代のあるほうの端は見えにくくなります。
せっかく綺麗に描いても右ページの原稿で左に人物が寄りすぎていたら見にくい原稿になってしまいます。


右ページなら左側の内枠、左ページなら右側の内枠線ぐらいまでが見にくいです。


W 描き方 豆知識
@印刷に出ない色
水色、黄色は印刷には出ません。つまり原稿の枠線は印刷すると消えてしまいます。
それを利用してトーンを貼るアタリをつけるのに黄色や水色のペンを使います。

A字のフォント、大きさ
写植する場合は明朝体や教科書体がみやすいようです。文字サイズは6〜7ミリ程度あればどうにかなるみたいです。

B枠線の太さ
少年漫画→太い(0.6〜0.9ミリ) 少女漫画→細い(0.2〜0.5ミリ) だそうです。
でも個人の趣味(?)なのでそこらへんは適当に・・・。ミリペンなどで引くといいです。

Cコマの間隔
横の間隔は3〜7ミリ、縦の間隔は7〜15ミリ程度がいいらしいです。

D見開きページを描くとき
基本で描いたように原稿は基準線で裁断されてしまいます。見開きページを描くときは基準線で線がつながるように書きます。







参考文献:マンガテクニックvol.1 初級編
       マンガの描き方徹底ガイドA
       DELETER原稿用紙 Fタイプ

   協力:コードネーム γ




作った本人が原稿用紙使い初めて2年の人なので、分かりにくい間違ってる等の苦情がございましたら 部長のほうにご進言ください。そのうち伝わります。